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痛みは、一足遅れてやってきた。


メリークリスマスに乗り遅れたのみならず、季節通り過ぎた上暗すぎるじろちゃん小説だよ!
天使にしか見えないじろちゃんを人間まで引きずりおろす作業小説です^^^^
黒くはありませんが雰囲気を結構破壊している可能性があるので、イメージ崩したくない方はブラウザバック推奨。
どんなじろちゃんもペロペロできるわ!という方だけお進みくだせえ。
夢とか名前変換小説に嫌悪感ある方もバック推奨です。


名前なし。



では納得した方のみ続きでどぞ!

とりあえずめりーくるしみます!!!!!(遅い)








痛みは、一足遅れてやってきた。










その日見上げた秋の空は慈郎の心持ちとはまるで正反対に澄み渡っていた。

「………別に、くやしくなんかないし」

ぽつり、呟いた言葉は誰の耳に届くこともなくかき消されて空気に溶けていく。誰に届けようと思った言葉ではない、単なる独り言だったがそのあまりの虚しさに、気落ちしたため息が零れる。光景がフラッシュバックする可能性を知っていて、目を閉じた。
言い訳めいた言葉は自分が悔しがっていることを証明していて、慈郎としては面白くない。


彼女の膝で当然の顔して寝れるのは、自分だけだと思っていた。
恋愛対象として見られていないだろうということには前から自覚があって、さらに彼と彼女が付き合い始めたらしいという報告も受けていた。その環境下でも特別な感情は浮かばず、それを悔しいと思うことはなかった。
だって現実問題、彼女の膝枕は慈郎だけの特権だったのだ。彼女の膝に寝転がると無防備な笑顔を向けて仕方ないなぁ、なんて言って頭を撫でてくれたりする。
慈郎はそれだけで満足だったのだ。
しかしその余裕はいまや消え失せた。考えてみたらとんでもない驕り以外の何物でもない。


フラッシュバックする光景も、混沌としている胸のうちも、慈郎には重い。


よく晴れた日に屋上のまたさらに上の給水タンク横で寝ることは頻繁にあった。こんなお昼寝にぴったりの陽気、少し寒さを含み始めた空気も日差しに当たりながらならちょうどよい暖かさに変わる。
うたた寝していて、起きた瞬間にはそこにいた、彼女と彼。あ、いる、と何気なく認識して、彼女を見つめるようにごろりと寝返りを打つ。
彼女がこちらを見る素振りはなかった、おそらく上を見ないと見えなかっただろうから慈郎を認識していなかったのだろう。でも跡部からは見えていたはずだ。一瞬前にちらりと視線が交錯したから間違いない。そして口角が上がる瞬間を見た。

「え、…………け、けーご?」
「あーん?いいだろ、」

ごろり、彼女の膝に寝転がって。焦ったような仕草を見せる彼女に対し、にやりと機嫌よくかつからかうような声音が聞こえ、その距離感が面白くない。
しかも跡部が手を伸ばしたのが見えて、あ、と思ったときにはすでに、後頭部を引き寄せられ唇を重ねた後だった。
人様のキスシーンを真っ昼間から見せ付けられた気恥ずかしさよりも、真っ赤になって動揺する彼女がひどく可愛らしくて、頭が真っ白になる。

(………そんな表情自分には見せてくれたことなかった、)

それが独占欲だといまさら気付いて、つまり彼女が欲しいのだと自然に意識がスライドしたのは、なんの違和感もなく、むしろ今まで気付かずこの現状を受け入れていたことに愕然とした。
専売特許を跡部に奪われた途端に、無性に悔しくなったのだ。それはつまり、そういうことだ。
呆然としたまま昼休みは終わりが近付き、彼らが帰った後静まり返った屋上で慈郎はやけくそ気味にふて寝を決め込む。
ちょっと馬鹿すぎないか自分、と呆れるように両手両足を投げ出した。チャイムの鳴る音は無情に響いたけれど、無視。
よりによって敵の手で気付かされるとは、しかも気付いた瞬間終わる恋なんて、報われなさすぎる。
それでも、敵によって気付かされるまでまったく自分自身の感情に気付かず、またその妬ましくなるほどの表情を引き出せもしなかった慈郎が負けなのは、火を見るより明らかだ。
慈郎は拗ねたように唇を尖らせる。


「………ばーか、跡部なんかきらいだC〜」


ふざけたような口調でひとり呟いて、慈郎は思いを固める。
この報いを返すのはテニスしかない。
慈郎は月末の校内戦に思いを馳せて立ち上がった。向かうのはもちろんテニスコートだ。








fin


結局じろちゃんは天然だよね激ニブだよねという話ですん。
あーじろちゃんかわゆい。
あほべサイド書こうとしてたけどあまりのありきたりさ加減にどこに萌えたらいいのかわからなくなったので省略。
毎度ながら暗い話しか書けないわたし乙\(^o^)/


………いまさら思ったけど校内戦ってひょていもあったよね?(・∀・)
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